店内はラーメン屋らしからず、白壁に黒い家具で有線からはスタンダードのジャズが流れる。
煮卵を追加して出て来た丼は、スープの表面に脂の幕が張り食欲をそそる。
丁寧に採られたスープで脂っこさも適度だが、なぜかコッテリ感と味わいに欠けており、少し固めに茹がかれた麺にもそれほど上手に絡んでくれない。
スープ事態は品の良い豚骨だが、ラーメンの決め手は麺との相性だけに残念。
焼豚は柔らかく、煮卵もベストな半熟加減だが全てが薄味であり、パンチが足りない印象を拭えない…。
極めつけは、お冷やで出された冷茶までもが薄味だった…(涙)