『ら～めん屋たつし』ブログ開設１周年記念

カミさんが夜勤で、娘と久し振りに夜のホームを訪問した。
19時過ぎで、昼間の忙しさはどこへやら厨房には大将しか居られず、先客も４人と店内はくつろいだ空気が流れていた。

この時間だと豚骨オンリーになるが、娘はマー油入りの「たつし」が割りと好みらしく、私は炒豚をプラスして親子揃ってこの商品を頼んだ。
待っている間にも最近食べたお店の話題や、新しくメニューに加えようとされている商品の構想、それに私の娘にも話掛けてくれたりと心地よい時間が過ぎた♪

たつし＋炒豚

このマー油は、玉葱・ゴマ・ニンニク・ピーナッツが使われているそうだが、小皿で添えられる例の辛いヤツも唐辛子以外は基本的に同じ材料で、マー油との相性もなるほど納得である。

今日の麺は、通常の博多麺よりも少し太めで弾力があり、喉越しも心地よかった♪

大将が、娘の好きなラーメンを尋ねると「塩」と答えた。
大将は申し訳なさそうに「あの麺は、機械じゃできない加水率なんで自分で打ってて、10食が精一杯なんです…」と教えてくれた。

ゆっくり話せたお陰で、気になっていた試作ラーメンの後日談を聞くことが出来た。
が、それは同時に残念な思いをさせられる結果となった…

実は、昨年末の最終営業日12月30日のみの限定ラーメンを出すかも…と、一部の常連にだけ大将が漏らしていた。
ただ大将としてはスープの詰めがイマイチで、完成しなければ出さないとも話していた。

私はその日が仕事納めで、仮に出すことができたとしても数量は限定なので、私が口に出来ない事が確実であり、そのラーメンが完成しない事を密かに望んでいたのだが…

さすがは大将である…

魚介の風味をしっかりと効かせた新しいスープで、その時限り1杯520円で常連にのみ振る舞われた事実を知らされた…(涙)

仕方のない話しだが、常連を名乗っている私には悔やんでも悔やみ切れない(号泣)

私のブログを見て下さっているらしく、勝手に宣伝しているにも関わらず大将から丁寧にお礼を言われた(感涙)
また、牛テールラーメンが得意だったりつけ麺を試みた事など、大将のラーメン観を改めて伺うことが出来て、本当に有意義で楽しい夕食であった。

私の気持ちをなだめるかの如く、たつし地蔵さまは今日も穏やかに微笑みかけて下さった。

福岡の東濃く腹