1枚目:屋号からも“あわや”と思わせる雰囲気
2枚目:利口かつ無難な味を連想させる具の数々
3枚目:全てが既存の枠を越えていないルックス
4枚目:博多・長浜・久留米でもない食感の細麺
18日の午後、アンティークな車のイベントが開催されていて、何年ぶりかに門司港レトロ地区へと足を運んだ。
イベント会場周辺はすごい渋滞で、結局すこし離れた所にあったコインパークに停めて、とりあえず腹ごしらえにとラーメン屋を探した。
基本的に賑わっている観光地で、果たしてまともなラーメンに出会える物か?
そう思っていると、数年前に訪れた時に営業していたラーメン屋が、今でも営業しているではないかっ!!
ここで、私の脳裏には2つの可能性が浮かんでいた。
1つは、年単位で営業が続けられる旨いラーメン屋♪
もう1つは、観光客向けの無難な味わいのラーメン…
前者であることを祈りつつ、店に入ると目の前には港のオーシャンビューが広がり、店員さんの応対も品が良くて好印象で席に座った♪
メニューはラーメンの他に、チャンポンや皿うどんなど北九州を代表する麺類が並び、自然と期待も高くなり「ラーメン」をお願いした。
眺めが良いことは、逆に言えば向こう側からも見えている事になる(笑)
40過ぎのオッサンが、日曜日の昼間に一人でラーメンは情けない(涙)
ラーメン550円
んっ…?
ほとんど油脂が浮いていないが…
とりあえず一口すすってみると…
土産用の生ラーメン的なお味は…
ぎょっ…、業務用スープっ?!
イヤ、分からんけど決め付けちゃダメ…
でも、万人受けするクセのない味わい…
麺もすすってみたけど、それこそ上手く茹で上がった生ラーメンみたい…(涙)
わざわざ門司まで出てきて、金払ってお土産ラーメン食ってるって言うのか?
確かに観光客にしてみればクセもなく仕上がった豚骨は食べやすいだろう(笑)
完全に心は萎えていた、もちろんお土産ラーメンなので不味い訳ではないが…
お勘定の際、厨房を覗いて見たが寸胴鍋らしき姿は確認できず、一緒に販売しているソフトクリームの機械がドンと置かれていた。
屋号が『あわや』とはバブルの泡なのか、もしかしたら消える運命を予測した『あわや』だったりして。
ありきたりだが、これなら『東龍軒』に行けば良かった…(涙)