福岡の東濃く腹

50を過ぎて非豚骨が増えたなぁ〜

『味のまるい』福津市旧道沿い(好きな理由)

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13時過ぎに到着するも、テーブル席5つとカウンターに1人先客がいる。
厨房に大女将の姿はなく、その代わり座敷スペースに赤ちゃんがいる。
見るからに常連客ばかりだ、給仕のオバちゃんの言葉遣いから伝わる。



空腹と熱さから、スープの塩気が恋しくって迷わず「大盛り」を注文した。
最初の写真は、丼の中央より手前側のスープで澄んだ表情をしている。
次の2枚目は、丼の中央より対岸側のスープで獣系の表情をしている。



同じ丼の中で、スープの濃い層とフレッシュな層が中央を境にぶつかる。
これは、麺の湯切りを行って丼に移す段階で、丼の片側から挿入する。
そして丼の対岸から、麺を均等に広げるために菜箸で軽く引き寄せて…



麺の隙間から手前に戻ってきたスープが、麺でろ過された状態になる。
これにより、手前は澄んでいながら対岸は荒々しいスープが完成する。
そして食べ進むにつれて、両岸のスープが混ざり合って更に旨くなる!



スープ後半からコショウを投入し、全体の味を引き締めてペースアップ。
そしていつものラストスパート、おろしニンニクを炒豚に待機させて…
食べ進むごとに、その表情と味わいを変化させていく『まるい』マジック!




「今日はワンタン麺じゃなかったんですね(笑)?」




支払いの際に、配達にでようとしていた若女将が私に声を掛けてきた。
若女将にとって私の存在は、ハムの人ならぬ「ワンタン麺の人」だった。
スープをすすりながら、一人で唸ったり撮影したりガッツポーズする私…
「変態」とか「スープフェチ」とか思われてなくて、本当に良かったぁ…(涙)