『手打ち蕎麦花音』古賀市美明（平日にのんびり）

旨い魚介豚骨を頂き、少し迷ったが替え玉などは控えて地元に戻った。
時間的に、『花音』の営業時間に間に合いそうで、ちょっと嬉しかった♪

さすがは女性の気配りで、入り口脇にある燈籠の隣には蚊取り線香が♪
既に先客はおらず、退店まで貸し切り状態で会話も一緒に楽しんだ(笑)

笊蕎麦７５０円

お膳や器など、それぞれの配置バランスに何となくまとまりを感じる。

いい表情で佇んでる、女将さんの技と美意識がきちっと映し出される。
敢えて薬味は入れずに、かえしと蕎麦の相性の良さを純粋に楽しんだ。

ＴＶ番組で俳優：中尾彬が、かえしに葱を入れるか共演者に尋ねてた。
ほぼ全員が「はい」と答えると、それを一蹴するや講釈を語り始めた…

葱はかえしに入れず、山葵は蕎麦の表面に塗るような感じでまぶして…
蕎麦は香りを楽しむ物であり、葱を入れるとその香りを台無しにする。

蕎麦を全て頂いたら、蕎麦湯を楽しむための薬味として葱を浮かべる…
等と、うんちくを並べていた事を思い出し、女将さんにそれをお話した。

女将さんは笑いながら、「好きな様にお召し上がり下さい♪」と一言(笑)
女将も葱は入れないそうだが、堅苦しいと美味しくありません…との事。

箸休めに丁度良い「葛豆腐」は、滑らかな口溶けで是非とも堪能あれっ♪
その後も、趣味の話やら近隣の麺屋の情報交換など、まぁ色々と話し…

中尾彬に従ってかえしに葱を落とし、ドロッと濃いめの蕎麦湯を注ぐ。
フレッシュな葱で、熱々の蕎麦湯を頂くと確かに味わいは悪くないが…

個人的には、うどんも蕎麦もラーメンも葱との相性を楽しむ方なので…
邪道かつ、愚舌とお叱りを受けるかも知れないが、私は葱を入れます！

話しが長くなり蕎麦湯も飲み干した頃、女将さんの気遣いで珈琲が…(涙)
ご馳走になってしまった…、しかも様々な話しで気付けば時間は過ぎ…

滞在２時間っ！

女将さん、相手して頂いて本当にありがとう御座います、旨かった～♪
尚、来週は彼岸や帳簿付けが溜まっているとかで、営業はお休み予定。

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福岡の東濃く腹