誕生日が嬉しくない齢になった、四捨五入で50歳…
昨年は、娘からお湯割り用のグラスを頂戴したけど、
ヨメからは、祝いの品もディナーも何もなかった(涙)
そんな中年の心を、辛子高菜が優しく癒してくれた。
今年も店主:和田さんに、誕生日限定のラーメンを
作って頂ける運びとなり、一人でワクワクしていた♪
この時のみの作品、以後は二度と作らないラーメン、
お値段も非公開、常連の特権として提供される一杯。
その客の好みを理解して、和田さんが作ってくれる。
茶色い球体は、里芋だと思い一口で頬張っていたら、
出汁を凍らせた物で、時間と共に味が変わっていく。
氷が解ける事で、出汁が段々濃くなっていく仕掛け。
最初に驚かされたのは、スープが冷製で野菜主体!
私の尿酸値を気遣って、獣系は焼豚と半熟玉子のみ。
その焼豚にも炙りが施され、余分な脂は落とされる…
魚介がふわ~っと広がり、玉葱の食感と混じり合う。
中央には、乾燥えのきを使った面白い食感の具財。
喉越しの良い麺に、シャクッとした歯触りが加わるっ!
このえのき、共通の知り合いであるこの方が提供者。
マスター、お礼を兼ねて近い内に飲みに参ります(笑)
で、麺が終わったら、冷やご飯で残りの出汁を頂く。
えのきの脇に添えられているのは、何とおろし生姜。
スープと混ぜ合わせると、全体に生姜が散らばって、
爽やかな味わいに変身し、ご飯がサラ~ッと頂ける!
食べ終える頃には、満腹にも関わらず胃がスッキリ。
相変わらずのアイデアに、脱帽させられてしまった。
これ、二度と作らないって言ってたけど、勿体無い。
が、作る手間とコストを考えたら、全然儲からない。
昨年の作品は、店主の希望により掲載していないが、
今日の作品は、掲載しても構わないと言われたので、
参考までにご紹介させて頂いたが、商品化予定なし。
悪しからず!