とある呑み屋の常連客20名で貸切バスへ。
本職のツアコンが居られ、以外とマジ企画。
先ずは飯塚市の、旧伊藤伝右衛門邸を見学。
立派な雛飾り、とにかく雛壇だらけの屋内。
こちらは、かぐや姫の世界を人形にて再現。
ボランティアガイドが早口で、聞き取れず。
色鮮やかな貝合わせの数々、眼を奪われる。
金箔や胡粉が分弾に使用され、小さな芸術。
御所人形
理由は分からないが、何故だか気になった、
鯛の形の引き車、これが妙に私を引きつけ、
薄暗い室内で、何かを語り掛けて来る感じ。
因みに、霊感はないけど(笑)
集合時間、そこから移動する事、約40分、
嘉麻市大隈町1036ー1 寒北斗酒造(株)
確実な文献によれば、280年以上の酒蔵。
こちらの建物は、文化財登録の申請中とか。
階段を登る、冷んやりと甘い香りに包まれ、
発酵により、微かに泡のプチッと弾ける音。
ここで、大吟醸のもろみを試飲させて頂き、
まだ炭酸が残り、細かな粒を感じる舌触り。
60%以上表面を磨き、既に甘みが豊かだ。
で、
奥にある座敷で、新酒と松花堂弁当を堪能。
肴としては丁度良いが、量的に少し切ない。
が、ここで出された脇役が、贅沢な食材で、
●出されたお冷は吟醸の仕込みにも使う水。
●粕汁は、酒粕控えめで味噌と相性も抜群。
そして…、
大吟醸の醸造に使用する香り米:山田錦を、
仕込み水を使って、贅沢に炊き上げた一品、
山田錦のおにぎりである、これには参った。
収穫から4ヶ月ぐらい経っているハズだが、
瑞々しさやモチッとした食感に驚かされた。
蔵元の計らいで、お代わりご自由に状態で、
黒帯が大吟醸、白帯が純米で7~8本完杯。
勿論、料金にはある程度含まれてはいるが、
お土産購入と相殺しても、多分蔵元はアカ。
ツアコンの彼には、本当に頭の下がる想い。
で、
殆んどの参加者が、かなりご機嫌な状態で、
更に30分ほど移動して、嘉穂劇場に到着。
ツアコンの彼が先読みして、ここはフリー。
酔って降りたくない参加者も考慮した設定。
で、
集合時間まで25分ほど確保出来た中年は、
飯塚市内の、老舗ラーメン屋の一軒に到着。
で、
扉は開かず、「準備中」なる謎の中国語が?
諦めて、集合場所に戻るとツアー同行者に、
私らしい行動だと、笑われたり納得されて、
帰路では居眠りする事もなく、無事に到着。
それから、主催者のお店で二次会が始まり、
ふわっとした、腹持ちイイ感じのオムレツ。
ここ、カッペリーニで頂くスパが抜群やし。
残ったソースはバケットに絡めてまいう~!
ってな訳で、ベタな観光ツアーを堪能した。
ベタ観光の必要性は、近所じゃ行かない所。
近くにあると、名所とか史跡って行かない。
大分県中津市に、10年近く住んでいたが、
中津城やら、福沢諭吉旧邸やら近所過ぎて、
古賀市に戻るまで、1度も行った事はなく、
ベタ観光の必要性を感じた、選択肢の妙技。
あ~、よぅ飲んだ一日やったわ~(笑)♪