例年、年度末の最終週に3日ほど店休され、
奥さんのご実家で栽培する高菜を収穫され、
自家製辛子高菜を一年分、夫婦で漬け込む、
そんな辛子高菜休業が明けの28日に訪麺。
塾通いに励み、お出掛けを控えていた娘が、
一年ぶりに食べたいと久々に『たつし』へ。
開店10分後、最初のお客と入れ替わりで、
運良くお店の駐車場に、愛車も入れ替わり。
前回、大将が「次回は味見して頂きます。」
と、気になる台詞を耳にしてワクワク中年。
パパの試作ラーメン 商品化の予定なし!
奥さんが、フライパンで炒めていたモヤシ。
マー油でなく、バジルでもない薄緑の油…、
豚骨スープだが屋号入りら~めんとは別物。
娘のカレーら~めん
以前から、その旨さを娘に話してはいたが、
一口すすったその瞬間に、娘は瞳を見開き、
嬉しそうな表情で、後は無言ですすってた。
チャーシューは、珍しく広げて浮かんでる。
モヤシはほぼ一袋、なかなかのボリューム。
で、大将がこの油の種明かしをしてくれた。
モヤシと一緒に、自家製辛子高菜を炒めて、
炒めた油に、高菜の旨味と風味を移し込む。
その油が、基本の豚骨と綺麗に混じり合い、
円やかな味わいに、豊かな奥行きを与える。
こんな贅沢な高菜使い方は、試作ならでは。
手間やコストを考えれば、商品化は難儀だ。
勿論、替え玉は黒麺を合わせて楽しんだが、
元々の豚骨と、高菜の相性ありきのスープ。
娘はカレースープに、ご飯投入を堪能して、
娘の近況話しつつ、満腹かつ心地よい完食。
尚、今月は現行価格のまま提供との事だが、
来月以降は、食材価格の上げ幅によるとか。