福岡の東濃く腹

50を過ぎて非豚骨が増えたなぁ〜

『ら~めん屋たつし』東区名島(麺 in ブラック)

昨日は午後から出張で、香椎浜の同業者の施設に県内外から13社集まり、実務者レベルの連絡協議会が開催された。
17時過ぎに研修と施設見学が終了し、一緒に参加していた同僚をJR千早駅まで送って、久し振りに我がホームへと戻った。


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傾いた夕日に、店舗は“黄昏”を迎えながら大人の趣で、夜の部の1番客として入り口の暖簾をくぐって大将に挨拶をした。
が、入店から間もなく4人組みの家族連れと、2人組の水商売女性が訪れて、座席はカウンター3席を残す盛況ぶりだった。


私がネクタイをしていたので、大将に目ざとく尋ねられ近所の施設で同業者の集まりがあった事を話すと納得していた(笑)
今日は帰宅して夕飯を食べるため、替え玉ができない事を告げて最初から太麺で“たつしラーメン”をお願いする事にした。


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久し振りに“たつし地蔵”様を拝見したが、恐ろしい賽銭の数で地蔵様の足元に“おにぎり”がある事など、もはや誰も気付いていないと思われる凄まじさだ(笑)



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たつしラーメン520円


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スープの表面だけ見れば、これが豚骨ラーメンだと分かる人が果たして何人いるだろうか…?、と思われるような見事な黒さである。
炒豚とマー油で覆われた表面を、更に刻みネギと炒りゴマが埋め尽くしており、まるで“漆黒の闇”とも呼べそうな神秘的な色合いだ。


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相変わらずの旨さだ、綺麗に抽出された豚骨のエキスは臭みもなく、力強いマー油の味わいが口いっぱいに広がって来る。
替え玉できないと伝えていたので、最初から辛味ダレを出してくれた大将の粋な計らいに、改めてホームの安堵感を覚えた(笑)


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残念ながら照準がスープに合っているが、炒豚もいつもながらの旨さでご覧の通り割り箸と変わらない肉厚カットである♪


さてさて、麺を頂こうとスープを掻き分けて一掴みすると…


〆♪ゑ♀▼ゐ♂…(涙)


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黒い…?


湯気が邪魔しているのか?


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光の加減ではない、更に撮影してみたがこれまたスープに照準が合ってしまった…


大将が麺茹でを始める際に、珍しく「お時間大丈夫ですか?」と尋ねて来たが、こう言うオチを試すための確認だったらしい。
ひとしきり、麺自体の味わいを確認するように食べ進めるが、イカ墨でない事ぐらいしか特定できなかった。


私の貧相な舌では絵の具の黒だとか墨汁だとか、はたまた黒い小麦が存在するのでは…等と下らない発想しか浮かんで来なかった(涙)
すると大将はイタズラっぽく笑って、黒い麺に何がブレンドされているかを教えてくれたが、その正体は私の想像を遥かに凌ぐ物であった。


ブレンドされている物の正体であるが…


大将から「オフレコで(笑)」とお願いされた。


従って私も正体は言わない、読んで下さった皆様に不消化な部分を与えてしまうが、是非とも足を運んで実際に味わって頂きたいのだ。
個人的には、麺自体が洗練されたキレの良さを兼ね備えており、色よりも味わいに与えられるインパクトを強く感じられた。


この麺は“替え玉専用”で、常連にのみ試験的に出しているらしい。
大将曰く、「博多(細)麺で食べて頂いた後、替え玉が同じ麺じゃ面白くないでしょ?」と笑っていたが、太麺にしてもこの黒い麺にしても手抜きがなく、茹で時間の違いもキッチリと把握した上で提供されている。


マジで旨い、しかも濃いスープに負けないレベルの麺なのである。
大将の探求心は、いつ訪れても新しい変化を必ず見せてくれる!
今回は完敗であったが、常連客を試すサプライズは今後も続けて欲しい(笑)


少し前に俺コレ!の“みおせる”先輩にも、新しい麺を考えている事が伝えてあったみたいで、そのアンサーとしてこの麺を掲載させて頂く。


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西日が更に傾いた。


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実は、夕方にも関わらず奥さん手作りの漬物が残ってて、水商売な2人組はそれを肴にビールを楽しんでいた。
少し前に、誕生日を迎えた常連客のために試作ラーメンが提供された話をアップしたが、来月で41歳になる私にも何か計らいがあるのか(笑)?



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