福岡の東濃く腹

50を過ぎて非豚骨が増えたなぁ〜

3週間前、ラーメンじゃないけど…

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8月14日深夜、NHKの『究極ヒットパタダイス・アラフォー・エンドレス・サマー』と言うライヴ番組を観ていた。
タイトルの通りで、アラフォー世代が若かりし頃に“のぼせた”アーティストが出演し、それぞれの20年ぐらい前のヒット曲を披露していた。

稲垣潤一

中村あゆみ

スターダストレビュー

稲垣は『ドラマティック・レイン』が中1だった。
中村あゆみは『ミッドナイト・キッス』が高1だった。
スタレビは『トワイライト・アヴェニュー』が中1だった。


それぞれ3曲ずつぐらい、懐かしいヒット曲を聞かせてくれて自然に口ずさんでいた。
そして、この番組のトリを飾ったのが大分出身の女性ロッカーであった…。


山下久美子、すでに50近い年齢になっているハズであるが、その歌声やスタイルは当時よりも艶やかさを増して、心から楽しんで歌っている素敵な姿を披露した。
最初に『赤道小町』で客席の主導権を握り、『微笑みのその前で』で往年のファンを驚かせて、最後にデビュー曲『バスルームより愛を込めて』を熱唱した。
学際の“女王”と呼ばれた彼女、その中でも『微笑み…』は圧巻だった。


デビュー30周年を迎える彼女にとって、この曲は元夫:布袋寅泰がプロデュースした作品であり、まだBOφWYがインディーズで活動していた頃から、彼女は妻として布袋をバックアップしていた。
BOφWYが東芝EMIに移籍してブレイクした時には、それこそ「内助の功」や「あげまん」等とも呼ばれ、おしどり夫婦として布袋のソロ転向後も支えていたのだが…


90年代に入り、布袋が今井美樹をプロデュースした事によって、姉さん女房だった山下が折れたのか二人は離婚の道を選び、その後の布袋の活躍はご存知の方も多いことであろう。
順調なソロ活動とは裏腹に、女優:高岡早紀との火遊び疑惑であったり、飲んで転倒して頭蓋骨骨折で再帰が危ぶまれたり、暴力沙汰でCM降板やライヴ中止など…
勿論、映画『キルビル』のテーマ曲や五輪の閉会式に招かれてギターを披露するなど、ワールド級のテクが評価されるアーティストへと華麗なる成長を遂げた。


私が『微笑み…』を圧巻だったと評したのは、2つの理由による物である。
1つは、前述の通りで布袋寅泰プロデュースのヒット曲ながら、離婚した彼女がその曲を笑顔で熱唱していたからであるが、もう1つは…


この番組で、山下久美子のバックバンドを担当していたドラマーが、元BOφWYの“高橋まこと”だったのである!
布袋との夫婦生活を知る彼が、山下久美子のバックでドラムを演奏している…、これだけでも相当なインパクトである事はお分り頂けるであろう。


山下久美子も数年前、自身のブログで妊娠及びシングルマザーになる事を公表し、僅かながらにワイドショーでも取り上げられていた。
そんな波乱万丈を経た彼女が、国営放送のライヴ番組で布袋の楽曲を歌ったこと自体、驚きと賞賛に値する出来事ではないだろうか?




すみません…



私も純粋に、ギタリスト布袋寅泰のファンでありますが、それよりも先に好きだったのは山下久美子でした。
ラーメンと無関係なので、2~3日で削除するつもりですが、オッサンの戯言としてお許し頂きたい…(涙)