12月28日午前中に店主から連絡があり、
召し上がって頂けるように準備が出来たと、
待ちに待った嬉しい知らせに心を躍らせた!

5月10日
店主が Instagramで文章と共に掲載された、
見覚えのある盛りつけと澄んだスープの色…

彼は『来来』の屋号をきちんと口に出して、
あんなラーメンが作りたいと書かれていた。
同店の「幻」はそのインスパイア系であり、
店主なりに『来来』の味を追い続けていた。

12月23日
23:54付で「新幻らー」と表記されて、
写真と共に彼の妥協出来ない苦悩や想いが、

短い文章だがしっかりと盛り込まれており、
あと少しの所まで来ていると解釈していた。
出来たら試食を…と言ってくれていたので、
わざわざ連絡を下さった気遣いも嬉しくて、
都合をつけて「新幻らー」を頂きに伺った。

新幻らー麺(試作の最終段階で価格は未定)
盛りつけは敢えて「幻」と同じスタイルで、
前出の『来来』を模した盛りつけではなく、
白髪葱によりアイデンティティを主張する。
兎にも角にも、先ずはスープを一口すする…
私の期待を軽々と超えてくる驚きの再現力!
舌だけの記憶を頼りに炊く時間や骨の部位、
合わせるタレの塩や醤油の調整を繰り返し、
ここまで辿り着いた店主渾身の一杯である!

今までの「幻」もかなりのレベルだったが、
使っている材料は結果的に「幻」と同様で、
基本の豚骨と比較すると結構な引き算だが、
これに到達した彼の探究心には恐れ入った!

もちろん完璧な再現などは逆にあり得ない、
仮に『来来』の店主からレシピを教わって、
作業の工程まで完全にコピーしたとしても、
全く同じ味が作れるとは限らないのが現実。
骨の部位や製法などにも違いがあるハズで、
ここまで近付けられた事を高く評価するが、
彼の味覚・嗅覚とスキルは相当なレベルだ!

今後「幻」はこれがスタンダードになるが、
この旨さは間違いなく売り切れ必至であり、
提供の有無などは店主 Instagramで要確認!