ヨメと娘が、東京スカパラのライヴに行き、
愛犬と取り残された、行く宛のない中年は、
引力に負けて、焼き鳥屋の暖簾をくぐった。
この帆立バター、冗談抜きに美味しかった♪
勿論、焼き物とかニラ玉とか色々食ってさ、
気付いたら、真冬のカナブンと化していた。
夕方~夜中しか営業しない、確信犯的な店、
最寄りの駅から、自宅とは反対方向に歩き、
地元酔っ払いの、隠れ家的な深夜スポット。
実際は、他所の住民に知られていないだけ。
入店すると、紅生姜の容器はフタが半開き、
女将は一見すると無愛想だが、たまに笑顔。
イイじゃないのぉ~、コレよ~、コレコレ♪
パサパサぃ煮豚と、万能ネギが散らされて、
素っ気ない豚骨スープと、実に似合ってる。
飲んだ〆には丁度良い、淡白な口当たりで、
カタ麺を、サクッとズルッとほどなく完食。
もちろん、翌朝の胸焼けは覚悟しとりやす…