系列会社の先輩、通称:ふくつのおじさんが、
私が好みそうな店、と言う事で連れて頂いた。
この先輩は変態で、麺類の経験値は私の数倍、
そのエリアも九州全域に及びチョイスも的確!
存分に漂う「昭和」の香りが堪らない店構え、
その昔、煙草を販売されてた名残りだったり、
瓶牛乳のケースに生卵が冷やされていたりと、
老夫婦が営む、地元の老舗にふさわしい店内。
女将さんのパーマが大仏並みにキツかったり、
差し込む光までもが昭和のままを感じさせる。
ラーメン、チャンポン、うどんが三本柱だが、
全てに「肉」のつく商品が同価格で存分する。
先輩の話では、肉うどん用の「肉」らしいが、
甘くなるのは嫌なので普通のラーメンを注文!
ラーメン 420円
サッパリ系の豚骨だと一目で分かる豚骨だが、
それ以上にイイのが自家製でないチャーシュー
明らかにスーパーで売ってる焼豚の薄切りで、
啜る前から私のハートをググッと掴んで来る!
先輩の肉ラーメン 420円
ここの「肉」はチャーシューの代わりらしく、
肉の甘い味付けと豚骨の相性が似合うとの事。
一口啜ると優しい味わいながら胡椒が効いて、
モヤシや焼豚を引っくるめて懐かしい味わい♪
先輩曰く、うどん出汁のベースなのでは…と、
確かに豚骨の割合いはかなり低いと感じたが、
つい飲み干してしまいそうな老舗の慈悲深さ。
チャンポンの余りなのか竹輪や蒲鉾も浮かび、
使われるチャンポン麺も計算された絡み具合♪
派手さやコッテリ等とは一線を画す味わいで、
好みはハッキリと分かれる事は否定しないが、
私にはど直球のストライクだった老舗の一杯♪