福岡の東濃く腹

50を過ぎて非豚骨が増えたなぁ〜

『(屋号なし)』宮地獄神社駐車場内

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大将が体調を崩し、再開を望むファンの声も虚しく廃業されたラーメン屋で、現在は別の方が居酒屋にリニューアルしている。

最初に入ったのは3~4年前、気になるプレハブの佇まいで店内からは高校野球の中継が聴こえていた。
クーラーも無く、すぐに汗ばんで来たが厨房には大将の姿が見当たらず、テレビの方に目をやると…

客席用の長椅子に、タンクトップと短パン姿で汗だくの大将が横たわり、扇風機を独り占めして野球観戦されていた(爆)
私に気付いた瞬間、バタバタッと起き上がって

「ヘィいらっしゃい♪」

ってのが面白くて、とりあえずラーメンを注文した。
壁には「豚骨スープに、拘りの昆布と鰹節・鯖節及び煮干をブレンドした出汁を加え…」と、今で言うダブルスープだが大将的には『和風豚骨』と書かれた貼り紙がされていた。

スープは極力脂っこさを抑えて、魚介出汁のしっかりした基礎と豚骨の力強さが融合された、完成度の高い『和風豚骨』であり、細麺をきちんと受け止めているっ!!!!

卵は味付けされず、チャーシューも薄塩だが心地よい歯応えに仕上がり、スープと一緒にすすると塩梅よく味わえる♪


何度か通って、2~3人の常連さんと仲良しになったお陰で、いくつか得られた情報としては

①麺はマルタイみたいな、細い業務用の乾麺を使用している
②神宮との借地権契約で、屋号を付けない事が条件とされた
③大将は元々、有名な和食・割烹料理店の板前だったらしい

いずれも事実っぽいが、直に聞いた訳ではないので信憑性は乏しい(笑)
仕切りを隔てた厨房のため、スープをブレンドする割合や麺を湯切りする姿は見えないが、二度と食べる事が出来なくなって心底残念なラーメン屋である…(涙)