福岡の東濃く腹

50を過ぎて非豚骨が増えたなぁ〜

『らーめん屋たつし』東区名島(その7)

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これまでにも何度も紹介していて今日は3週間ぶりだが、グルメ雑誌複数に掲載された事をお祝いすべく、カウンターで大将と色々な話しをした。




11時半開店だが、私が訪れた13時の段階で「塩」「醤油」スープは既に品切れであった…(涙)


10月から小麦粉が更に値上がりする件に触れると、「はっきり言ってギリギリの売り上げ何ですが…、夏休みに入ったばかりだし子供さん達が五百円玉握って食べに来るから、それ考えて我慢してます。」と答えていた。

大将夫婦は子供好きだし、ご自身達にも保育園に通っている息子さんが居られ、子供連れのお客さんが多いのもこの店の特徴である。

近所の精肉店の奥さん…と言う方と大将の会話で、炒豚の事に触れていたがさすがは精肉業者さんで、「何で肩ロースを使ってるの?」と部位を普通に言い当てていた。

大将曰く「バラやモモだと脂っこくて、若いお客さんには良いけど…、一度肩の味わいを覚えたらもう質を落とせませんね。」と答えていたが、「でも、炒豚が美味し過ぎるとラーメンが主役にならないので、このぐらいの味にとどめてます。」


何っ…?


箸で摘まむとホロリと崩れ、しかしながらフワッとした噛み応えが感じられる肉質。
表面は軽く焙られた芳ばしさと胡椒の風味が程好く、余計な味つけをせず肉自体の旨味を活かしているのに…?

大将は脱サラで、どこかの店で修業をした訳ではなく師匠も居らず、独学でスープに使う豚骨の部位を選定した。
奥さんは「2年間、家計は火の車でしたよ~(笑)」と話していたが、奥さんに掛けた苦労を無駄にしないためにもと、スープを火に掛けたままにせず14~17時で一旦火を落とし、夕方の営業で煮詰まったスープを出さないよう拘っている。
スープ自体も、日によって12~14時間と仕込みの長さが違ったり、臭みを抑える作業では奥さんが「私は真似できない(笑)」と話すほどの拘り様である。


因みに、大将は「新たなチャレンジも考えてはいますが…、現状では精一杯ですねぇ。」とも話していたので、安易につけ麺に走るのは止めと欲しいとの意向を伝えると、「勿論ですよ。」と力強く返事をしてくれた♪


本気で応援するゼィ!!


値上げも遠慮せんで構わんけんね(笑)♪