福岡の東濃く腹

50を過ぎて非豚骨が増えたなぁ〜

『ら~めん屋たつし』東区名島(節分の日)

週休だった私は、カミさんとか言う「鬼」退治を愛犬に託して…
託して…、たくして…、たつして…、たつしに…昼食に出発~♪

寒波による凍結箇所もあり、国道は鬼退治より難儀な船出…
辛うじて開店5分後に到着、奇跡的に駐車場も一台分空車だ!

が、店内には「福は内~」とばかりに、暖を求める村人で満席。
待つこと暫し、最初の村人が席を立ち、かまどの正面に陣取る。







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千名そば 550円(一日限定10杯)

節分である、大豆が原料の日本古来から使われる醤油を頂く。
長崎産の飛び魚を干した、「あご」と呼ばれる乾物出汁が特徴。

大分産の椎茸を干した、「どんこ」と呼ばれる乾物も加勢する。
鹿児島の、黒糖焼酎銘柄で「鬼界島」と言うのを飲んだ様な…











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お多福さんの面の如く、半熟の煮玉子が私を幸せにする。
まさに「福は内」であり、恭しく身体の内側に仕舞いこんだ。

鬼退治と言えば、犬、猿、雉と昔から相場が決まっている。
が…、ここではお供に豚が着き、腰のきび団子を欲しがる。











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きび団子ならぬ、太くて長~い麺なるものが波の如くうねる。
穏やかな凪で、醤油とあご出汁のしぶきを唇に運んで来る。

昔から、調味料の「さしすせそ」では「せうゆ」と呼ばれるが…
醤油ならず、「正油」と表記されるのもそれが由来なのか…?











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鬼ヶ島に着くと波は一変し、丼には暗雲の如く黒い細麺…
こんな事もあろうかと、お供の豚を残しておいて良かった!










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黒い一団は醤油の大海に紛れ、自然と浄化され消えていく。
麺はぴちぴちと舞い踊り、まるで天女からの贈り物の様だ!

偶然とは言え、替え玉でも熱々の湯気が幻想的な雰囲気…









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暗雲を制した瞬間、まるで丼が太陽に照らされたかの如く…
底から美しい水色の地肌が現れ、観る人を心穏やかにする。

こんなに慈悲深い出汁を残せば、必ずや罰当たりの村八分
しっかりと「福は内」に閉じ込め、今年の節分を締め括った!

豆を使った醤油、お多福さんの玉子、今年の私の無病息災。
この日は、後から来る村人も少なく、井戸端会議が弾んだ♪




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我が家に戻り、鬼嫁を退治してくれた愛犬にご褒美の散歩。

隣で佇んでいる愛犬の姿に、後光のような物が射していた…










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何だか…、今にも喋り出しそうな雰囲気だった(笑)




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