今年も準備しているであろう、最終日限定麺。
が、30日は仕事が入り、更に終業後は納会。
無断欠勤するか、
仮病か生牡蠣で当たるか、
実在しない身内の葬式でもするか、
勿論、そんな事はやらない、絶対にバレるし…
とりあえず、開店5分前で店先には6人並び、
第一陣の内訳は、塩4杯に千名そば2杯注文。
その後、会社員やら常連が4人来店にて満席。
すると、裏口に大将のお嬢さんが訪れて来て、
冬休みで、お昼ご飯を取りに来ていたとの事。
千名そば 550円
最近、あまり頂けなかったが鮮やかな貝割れ。
千名そばに関しては、丼は以前のままで提供。
琥珀色のつゆをすすると、魚介風味が広がり、
醤油の甘みとしょっぱさが、絶妙に絡み合う。
太麺をすする度、しっかりとつゆを引き上げ、
互いの旨味と食感を、高め合う味の相乗効果!
この商品だけのお楽しみ、半熟煮玉子の勇姿。
醤油と黄身の相性はご飯でも味わってみたい。
私の定番、竹炭麺を使った替え玉と辛子高菜。
春先に掛けて、自家製高菜は益々辛さを増す。
すると、大将から…
大将 『30日は仕事だそうですね?』
我輩 『それを伝えに来ました(笑)』
大将 『マスターから伺いましたよ(笑)』
確かにマスターは、私より来店の頻度が高い。
抜群の喉越しと、ツルッとした歯触りの黒麺。
替え玉で、コレを注文する人はかなり多いが、
せっかくの食感を、カタで頼む若輩者がいる。
この麺の本質は、店主の茹で加減に任すべし。
そんな俗世は関せずと、ひたすらに拝む地蔵。
足元に御供えされた小銭は、被災地の募金へ。
私も、食べ終えた丼に合掌して立ち上がると、
女将さん瞬時に気付き、今日のお勘定と共に、
奥様 『ありがとうございました、良いお年をお迎え下さい。』
我輩 『こちらこそ(笑)』
大将 『来年も宜しくお願いします!』
我輩 『ご馳走でした~♪』
女将さんも、私が今年最後だと即座に察知し、
暮れの挨拶を、彼女の方から言って下さった。
さり気ない気遣いだが、本当に素敵なご夫婦。
因みに、毎年恒例の最終営業日イベントだが、
今年の限定麺の情報を少しだけご紹介しよう。
27日の段階で、限定の麺は打ち上げており、
熟成期間として、寝かせているとの話だとか、
昨年がこってり味噌だったので、今年は逆に、
あっさり系の味わいで、纏めるとの話だった。
食いてぇな…、絶対に旨いの分かっとうもん!
尚、明日の限定麺をもって今年の営業は終了。
新年は、4日より通常営業。