前回はまだ暑い時期で、冷たい新作を注文、
出汁氷と、高級な梅干しを使った意欲作で、
引き締まった蕎麦の食感と涼感を堪能した。
女将さんと挨拶を交わし、互いに近況報告、
前回頼めなかった、もう一つの新作を注文。
仙台麩そば
崩れない程度に煮染めた、仙台麩が浮かび、
香りと味わいが豊かなしめじで飾りつける。
刻んだ柚子皮の風味で、全体をまとめ上げ、
仙台麩はもちっとして、煮汁がにじみ出し、
しめじのジャクッとした歯応えも堪らない。
と、急遽、女将さんから味比べを依頼され、
刻み海苔と青海苔を、それぞれ振り掛けて、
この出汁との相性を、素直にお返事すると…
私の判断を、そのまま女将さんが採用した!
どちらの海苔が振り掛けられたかは、秘密。
女将さん…、私の味覚で良かったとやろか?