2〜3回店先を通ってかなり気になっていた、
軒先に書かれた「手打ラーメン」の白い文字。
入り口は表側でなく脇道側に設けられており、
その並びに通用口かと思いきや御手洗の文字。
店内は小上がりが広めで昭和の雰囲気が漂い、
先客は2名ともラーメンと炒飯を食していた。
自家製麺なので麺量が多いのではと推測して、
敢えてラーメンのみを注文して様子を伺った。
ラーメン 650円
ここは豚骨スープでなく鶏ガラ醤油が基本で、
タレは老舗らしく円やかな塩味と僅かな甘み、
程よくコショウも効いて優しい味に仕上がる。
自家製の平打ち麺は太さにバラツキはあるが、
フルフル食感で心地よい弾力と舌触りが特徴。
当たり前だが洗練されておらず奇抜さもなく、
古いタイプの支那そば?中華そば?みたいで、
・柔らかな焼豚(全体の半分ぐらいが脂身)
・ゆで卵は半玉でなく輪切り(しかも完熟)
・キクラゲと思いきやまさかの細切り昆布!
・最初から盛り付けられた紅しょうが等など、
懐かしさと同店のオリジナリティを感じるが、
これが不思議とバランスの良い旨さを奏でる♪
厨房には年配と若手の男性2名(親子?)で、
前者はラーメン・後者は炒飯やチャンポンを、
ラジオもTVも無さそうな店内で黙々と調理。
店を出るまで先客・後客とも男性しかおらず、
私以外の方は100%で炒飯を注文しており、
自家製麺の食感・旨さも間違いなかったので、
次は絶対に炒飯とチャンポンを頂くつもりだ!