令和3年10月10日(日)午前11:00に、
今後、間違いなく語り継がれるであろう新店が、
飯塚市下三緒の県道沿いでついに産声を上げた!
過去の間借り営業では「麺屋」と付いていたが、
今回、開業されるに伴い屋号も『武志』のみに、
正々堂々と勝負を挑もうとする気合いを感じる。
20歳で現役の西南学院大学生が手掛ける麺屋、
過去に5回の間借り営業スタイルで試食を開催。
私は4回目と5回目を実食したがレベルが高く、
しかも独学で試行錯誤を重ねたと言うから驚き!
スープに使用する銘柄鶏の選別や炊き出す時間、
タレに使用する醤油の選別・配合の割合・種類、
さらに拘りまくった鶏油の濃度や口当たりなど、
再三再四で吟味を繰り返しながらの難産の末に、
店主なりの手応えを感じめでたく本日を迎えた。
9時45分到着で駐車場にも停める事が出来た、
12番手で最後尾に並ぶとさほど間を置かずに、
私の後ろにもチラホラと並ぶお客さんが訪れて、
10時半に店主から開店の挨拶とお客の拍手で、
予定より30分ほど早く開店して1巡目が入店。
箸・レンゲは一人ずつセッティングされていて、
他者が触る心配がないよう配慮が施されている。
調味料も置かれず店主の自信が伝わって来るが、
50過ぎのオッサンには爪楊枝が欲しいところ…
中華ソバ 1.000円
1日限定30杯・スープは1種類のみと潔いが、
このスタイルで今後も営業を続けて行くとの事。
初陣は数種の醤油をブレンドした重ね味ダレで、
鶏の旨みと甘みをじんわり感じる清湯スープと、
たっぷりと垂らされた鶏油が表面を覆い尽くす。
しつこさや重さは感じられず口当たりも良くて、
風味と香りが際立った流石の味わいに仕上がる!
そぼろごはん(店主からの開店サービス)
小さめのお茶碗に軽くよそったご飯と鶏そぼろ、
この紅生姜が薬味としてイイ仕事をしてくれる!
スープについての詳細は敢えてここまでにする、
と言うのも、営業の度にスープを変更するため、
二度と同じ中華ソバは提供しないとの意気込み!
従って今回は、こんな感じの味と伝えるのみで、
残念だが今後これと同じ物を頂く事は出来ない。
低温調理のチャーシューもまいう〜な味わいで、
その下に隠された炭火焼きみたいな地鶏の肉も、
とにかく間違いない旨さが集約された中華ソバ♪
これが20歳の大学生が独学で作った物であり、
しかも化学調味料不使用に拘った極上のスープ。
麺を食べ終えたら残ったスープを茶碗に掛けて、
そぼろから滲んだ出汁の旨みを堪能できるご飯♪
全てが高次元の満足感を与えてくれる中華ソバ、
1日限定30杯とはかなり熾烈な奪い合いだが、
麺好きならば1度は召し上がって頂きたい一杯!
間違いなく福岡のラーメンを語る上で外せない、
そんな金字塔になり得る店主の記念すべき日に、
立ち会う事が出来て冗談抜きで嬉しかった中年♪