少し前にInstagramフォロワーさんの投稿で、
焼うどん発祥の地:小倉の専門店で頂いたと、
衝撃的な写真を拝見して気になって仕方なく、
どうにか都合して駐車場も確保して小倉駅へ!
商店街ではなくモノレールの通り沿いにあり、
壁面にはコンセプト・屋号の由来等が書かれ、
お客さんはコンスタントに出入りされていた。
私が受けた衝撃はコレだっ!
冷やし焼うどん!焼うどんなのに冷やしだと?
茹でたうどんを鉄板で焼いて冷水で〆るのか?
どうしても謎が解きたくて小倉まで来たのだ…
冷やし焼うどん 800円
きしめんっぽい平打ちうどんは焼き目がなく、
もやし・青ネギ・細切りの豚肉が入り混じる。
刻んだ大葉の中央にはお約束の天窓が開いて、
味付けされたゴマがざばっと盛り付けられる。
小倉の焼うどんでは天井に卵を乗せることを、
昔っから「天窓から見た月」で天窓と呼ぶが、
卵かけ麺のアレンジ的な味わいが想像される。
前述のとおり麺は平打ち麺のふるふる食感で、
具材も絡んでしっかりと持ち上げてくれるが、
焼きそば『バソキヤ』との共同開発らしくて、
吟麦ベースの風味の良い麺に仕上がっていて、
こいつは冷やしではなく普通に頂いてみたい!
鉄板が冷えているのでジュージュー音がせず、
とりあえず店員に言われるままにかき混ぜる。
ソース?醤油ダレ?はサラッとした舌触りで、
ちょいとピリ辛で甘じょっぱい味わいなので、
何となく「みたらし餡」のタレを連想させる♪
具材・醤油ダレ・ゴマ・生卵をかき混ぜると、
確かにそれぞれの香りがふわっと感じられる。
不思議と生卵の存在感がほとんど感じられず、
自分のバカ舌加減もかなり呆れてしまった(涙)
全体的な味のバランスは決しては悪くないが、
「冷やし焼うどん」の正解がわからないので、
脳内は終始「?」の状態でうどんを平らげた。
レジで店員に「焼いてない…ですよね?」と、
確認すると「はい、焼いていません(笑)」と、
あくまでノリ的な商品とのニュアンスだった…
全て茹でられソースと大葉が和えられるので、
後口までさっぱり頂けるので夏にはピッタリ!
しかしながら…、
焼かれていないのに「焼うどん」と言うのは、
日清『◯FO』とか明星『◯平ちゃん』的な、
フェイクな麺料理って解釈で飲み込んだけど…
屋号に「本気の焼うどん」と書いてあるけど、
本気の店が焼かない「焼うどん」って大丈夫?