ついに最終営業日を迎えてしまった『さつま』
同店に通うきっかけになった醤油ラーメンと、
半チャーハンで締め括るべくピーク時を避け、
14時過ぎに入店しカウンター席に通された。
さすがに閉店バブルで店内はそれなりに混雑、
店主さんはフル回転で中華鍋をシャカシャカ、
豚柄の皿に熱々チャーハンが盛り付けられた!
醤油ラーメンには好物のバターをトッピング、
私の自動オーダーであるキクラゲ抜きで提供♪
ラーメン・半チャーハン定食850円
店主さんはとっても人当たりが良く穏やかで、
初代から引き継がれてから15年間に渡って、
『さつまラーメン』の暖簾と味を守り続けた。
店主さんとこんなに長い付き合いになるとは、
店主さんも私も髪の毛の色が白くなったし(笑)
店主さんも私も父親が亡くなってしまったが、
彼の慰めや励ましの言葉を頂いて冗談抜きに、
精神的にも本当に助けてくれる理解者だった。
鶏ガラスープと宗像市産醤油を使ったかえし、
この素朴な旨さのスープにバターが溶け込み、
製麺屋慶史の細ちぢれ麺がしっかりと絡んで、
この組み合わせが私の胃袋を鷲掴みしていた!
最後に店主さんに写真を撮影させて頂いたが、
彼の表情からは明らかに前向きさが感じられ、
これから関係性は変われど連絡は取り合うし、
私も努めて明るく振る舞って店を後にしたが…
入り口を閉じて「閉店」の張り紙を目にして、
同店が無くなるその現実に引き戻された瞬間…
まさに「堰を切った」ように涙が溢れ出した!
自分でも驚くほどのダメージだったらしいが、
どこかその事実を否定し続けていたのだろう。
この丼とチャーハン皿は15年前に頂戴した、
先代から代替わりされて間もない頃だったが、
欠けたり文字が擦り切れた丼を買い替える際、
店主になりたての彼からご好意で頂いた次第、
勿論、飾ったりせず大切に使わせて頂きます♪