消えつつあるレトロ自販機のうどんと同様に、
機会に恵まれたら絶対に食すべき船上の一杯。
鹿児島港⇔桜島を往復するフェリーの船内で、
出来立て熱々のうどんを提供される『やぶ金』
乗船後に座席を確保してから店舗フロアーへ。
出航4分前に注文して3分掛からず手渡され、
座席に着くと良いタイミングで出航の合図が、
目の前の錦江湾を眺めながらうどんを頂いた。
月見うどん 550円
検索した東洋経済オンラインの文面によれば、
・日高産昆布の特級
・鰹節やサバ節など6種類の節
・かえしはみりんを使わず東酒造『高砂の峰』
これで甘さ控えめで後口すっきりに仕上がる!
昭和56年から同フェリーの船内で営業され、
航行時間15分以内で提供しなければならず、
下茹でしたり色々な工夫や苦労を重ねながら、
現在の提供スタイルにようやく辿り着かれた。
かけ・月見・天ぷら・天玉・おにぎり・稲荷、
さらにごぼう天のポップも店内で目にしたが、
ここはやっぱり大好物の月見を頂く事にした♪
厨房内は店主のみで注文すると麺をゆで釜へ!
ささっと湯掻いてテボですくって湯切りして、
丼に移したら出汁を注いで生卵を割り入れて、
素早く提供するオペレーションも工夫される!
うどんは路面店で手打ちされた自家製の麺で、
長さは短く切り揃えられ船内でもすすり易く、
しっかりと絡んで節出汁の旨みが感じられて、
卵黄を崩しても旨みが決して負けることなく、
うどん好きの貴兄にも満足頂ける一杯だった♪
桜島は25年以上ご無沙汰だが天候に恵まれ、
過去の記憶とはかなり違っていて戸惑ったが、
それも含めてベタな観光旅行も楽しい物だと、
新鮮な気持ちで眺望を堪能することが出来た♪