中華そばと沖縄そばを主軸に開業された同店。
とりあえず中華そばを頂いたが抜群の旨さで、
先月下旬から鶏そばもラインナップに加わり、
大好きな沖縄そばと迷ったが鶏そばを頂いた。
鶏そば 900円
表面に2種類のチャーシューが浮かべられて、
立ち上る湯気からはほのかに魚粉的な香りが…
鶏ガラを搾ったスープと魚介出汁の足し算で、
すすると口いっぱいに濃い鶏の旨みが広がり、
思わず「鶏 —————————— ぃ!」となるが、
すぐさま魚介が追いつき瞬時に支配率が逆転!
麺は中太『製麺屋慶史』謹製の全粒粉入りで、
粉の風味をきちっと感じられ流石のチョイス。
濃厚なWスープの個性にも一切負けておらず、
食べ進むにつれて鶏と魚介の比率が変化して、
この味わいの変化に着目するのも実に面白い♪
半月後、迷った後遺症で沖縄そばが恋しくて、
我慢ならずに再訪して迷わず沖縄そばを注文!
沖縄そば 800円
残念ながらソーキではなく肉厚な焼豚が2枚、
鶏そばは長ネギだったがコチラは万能ネギで、
紅生姜代わりに数本の針生姜が浮かんでいる。
基本的には豚出汁と鰹節がスープの主軸だが
他にも鶏ガラやら煮干しを使用する店もある。
勿論こちらのレシピなど知る由もしもないが、
節系の素朴な味わいと平たいちぢれ麺が絡み、
沖縄で初めて食べた30年前を思い出させる。
この平たいちぢれ麺が『慶史』謹製か否かは、
未確認ながら麺の風味や食感がそれっぽくて、
もしかすると沖縄の製麺所からの取り寄せか?
本当に好物の味わいでスープまで飲み干すと、
店主から感想を尋ねられ旨かったと伝えたが、
可能であれば針生姜がもう少し欲しいかな(笑)
あくまで推測だが店主は沖縄県に多い苗字で、
出身者だからこそ沖縄そばを提供されるのか、
とにかく近場で頂けるのは冗談抜きに嬉しい♪