久留米から福岡に戻る鳥栖市の通り沿いにあり、
かなり以前から気になっていた老舗ラーメン店。
道路側に表示される看板の文字は消え掛かって、
入り口の上にあった屋号の看板も外されていて、
営業されているのか否か分かり辛い店構えだが、
11時ジャストに店先に幟が立てられ営業開始!
店内のあちらこちらに昭和の風情が感じられて、
初老のオッさんには安心すら感じる店の佇まい。
厨房には母親ぐらいの年齢のおばちゃんが一人、
お冷を運びながらテーブル脇で注文を確認して、
厨房に戻ってラーメンを湯切りしたり炒飯など、
せっせと作って出来上がったら運ぶを繰り返す。
ラーメン 650円
ご覧の通りThe昭和のお手本的なビジュアルで、
海苔・チャーシュー・木耳・柄のすり切れた丼。
見た目と旨さが正比例する期待通りのスープは、
優しい口当たりでぽてっとしたいにしえ系豚骨♪
僅かな甘みとコクが感じられる濃さと味わいで、
てろっとした中細のヤワ麺がしっとり馴染んで、
オッさんの中に脈々と息づく昭和を甦らせる(笑)
個人的には同じ通り沿いにあるラーメン店より、
ここのスープは間違いなく好みの味わいだった♪
すると後から来られた常連らしきお婆ちゃんが、
着席するなり第一声「焼豚はいらんよっ!」と、
かなり男前な口調でラーメンを注文されてた(笑)
ここも見る限りでは後継者が居られない様子だ…