福岡の東濃く腹

50を過ぎて非豚骨が増えたなぁ〜

『さつまラーメン』JR東郷駅周辺(番外編)

既に何度か紹介済みの宗像市銘店だが、ここの大将は左目に眼帯の如くガーゼを当ててテープで止めている。


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動きも少しぎこちなく、歩くときにも厨房の中で奥さんにぶつからない様にしながら、下膳したりお勘定の受け渡しをされている。


食品衛生管理者:高野清一


奥さんが中華鍋を振るっている事は、これまでの日記でも紹介しているが元々は大将がメインで調理して、奥さんがそれを手伝って店を切り盛りされていた。
左目のガーゼは、瞬きが出来ないため角膜の乾燥しないように配慮された物で、ぎこちない動きとは右半身に後遺症として軽い麻痺が残ったためである。


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何年か前に、大将は脳梗塞で倒れたのである。


それなりの期間、治療と懸命なリハビリに励んだお陰で現在の生活を再度獲得したが、お店自体は閉店したまま再会の目処は立っていなかった。
しかし、長年のファンがそれを許すはずもなく再会を望む声は日に日に増して、ご夫婦の役割分担を工夫して現在のスタイルに変更して、営業再開を迎えるのであった。


油を使った調理と塩がメインの味付けで、年単位でそれを仕事として続けていれば自然と血圧も高くなり、脳梗塞を患うのも職業病と言えるのかも知れない…。


それでも客足が減らないのは、営業を再開されてからも以前と変わらぬ旨さであり、だからこそ地元のファンがやって来て店を賑やかにしている。


店の再会に当たっては、献立をラーメン・餃子・炒飯のみに減らしたり、15時で営業が終わるなど大将の体力を考慮しなければならず、長年のファンの中には“幻”になった献立を惜しむ声も多いが…


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私も新しくファンになった1人として、この店の今後を見守りながらその美味さを堪能して行きたい。
個人的にも、20年近く高齢者の福祉と医療に携わってきた人間として、大将の生き様を目に焼き付けたいと思っている。


ブロ友の“やよえもんさん”のコメにお答えすべく、真面目な内容の日記をアップさせて頂いたのだが、果たして私の入れ込みようはどれほど伝わっただろうか(笑)?