『手打ちそば升風庵』宗像市４９５号線沿い（大王さま！）

所用で近くを訪れ、待ちきれぬ想いで愛車を乗り入れる。
堂々とした平屋の佇まいと、自然に恵まれたロケーション。
私が思う「旨い蕎麦屋」の条件を、いとも簡単に通過する。

正に威風堂々とした玄関であり、軽い緊張感に包まれる。
入ってしまえば、その広々とした店内に緊張感はほぐれ…
各人がそれぞれ、ゆったりとした空間を得る事ができる。

天草大王盛りそば　１,２００円（写真は大盛り３００円増し）

前回は並盛りで、長方形の笊に蕎麦が盛られていたが…
大盛りはこの様に、丸皿に均等な厚みで盛り付けられる。

小鉢には、白身魚に片栗粉をまぶして揚げた南蛮漬け♪
些細な演出だが、客に「飲みたい…」と思わせる小技だ！

天草大王のたたき、火の通し加減と脂身の旨さが格別！
塩も控えめで、決して蕎麦を邪魔しない贅沢な箸休めだ。
文句なく酒が欲しくなる味わいで、私には少々酷な逸品…

かえしには、葱と山葵のほかに少量のおろし大根がつく。
後半に辛味で食欲を増進する、素晴らしい名脇役である。

僅かに歯ごたえを感じる茹で加減で、噛みしめる醍醐味。
かえしの鰹が鼻先に香り、すする心地よさが口に広がる。
ズズッズズッと音を立て、喉越しとともに旨さを満喫した♪

心地よく頂いて、残ったかえしを楽しむべく蕎麦湯を頂く。
余韻を味わいながら、ぼ～っと田園風景を眺めていると…

食べ終えると、若い女性店員さんに「サービスです。」と…
半分にカットした苺の練乳がけと、甘夏柑のゼリー寄せだ。
私にも丁度よい甘さと量で、食後のお口をサッパリさせる。

すると勘定の時に、応対して下さった女性の店員さんから…
「ブログ拝見させて頂きました♪」と、嬉しい言葉を頂いた。
少し話をして店を後にしたが、個人的にご贔屓確定である！

表通りに出されている案内板が、とても立派になっていた。
これなら見落とす事はないと思うが、お客さん増えそうで…
でも美味しいから仕方ない、私は平日専門で通う事にする！

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福岡の東濃く腹