『博多屋台ちから』博多警察署とキャナルの近所

こんなベタな角度で、キャナルを撮影するのも恥ずかしいけど…

２２日、グループ会社研修から解放され無意識に『ちから』へ。
とにかく一杯引っかけたくて、１８時過ぎに暖簾をくぐった(笑)

２ヵ月ぶりの訪問で、大将と挨拶を交わしシャコとビールを注文。
すると、隣にいた年輩のオヤジさんが大将に注文をつけていた…

「シャコは両側にハサミ入れちゃらな、綺麗に剥かれんとよ！」
確かに上手い方は、茹でシャコの背中から割り箸を差し込むが。
私は素人だと見抜かれて、大将にフォローを入れて下さった(笑)

そこから年輩のオヤジさんと会話が始まり、本気飲みに突入～！

牛ハラミ５００円

焼酎に切り換えると、俄然、オヤジさんのテンションが上がり…
「実はですね…」と、おもむろに財布の中の名刺を私に差し出す。

軸屋酒造株式会社…？

代表取締役　　軸屋新太郎…？？

何と、鹿児島の薩摩郡で芋焼酎の醸造元を営む社長さんだった！
仕事兼、インプラントの歯科治療で来福されているとの話しで…

この社長さんが三代目で、既に百年以上続いている老舗の酒蔵。
娘さんは、洋酒の研究で７年ほどＮＹに留学されていたとのこと。
社長さんは今年還暦で、取締役を退いて第二の人生を歩き出す。

【軸屋酒造株式会社ＨＰ】
http://www.jikuya-shuzo.co.jp/

この後、酒蔵の社長と後から来たお客さんが会話を始めて…
その方は、イベント会社を営まれており共通点があった様子。
が、コラボ企画で焼酎を作られた時の話をされると雲行が…

酒蔵の社長さんは、「焼酎を作った」との表現に立腹された。
素人に焼酎が作れる訳がない…と、プライドで話し出された。
仲良く話したとは言え、私も今日初対面だったので困惑した。

すると、イベント会社の方は機転を利かされ、どこかへ連絡。
驚いた事に、そこに現れたのは“謎のアジア人”さんだった！
ＦＭ福岡『ブチカン！』でもお馴染み、グルメ担当のあの方…

そしてその選択は、本当に「吉」と出る適所適材ぶりだった。
なだめながらも、イベント会社の方の意図をきちんと伝える。
互いに腹を割り、いつの間にか２人とも打ち解けていた(驚)！

イイ感じで話しが弾んでいたので、時々耳を傾けながら飲む。
大将や、手伝いに来ていた女性と話しながら時間を過ごした。
すると大将が、豚肉の塊を太～いヒモでぐるっと縛り始めた。

そう、炒豚の仕込みを始めたのである、秘伝のタレに浸し…
私の真横にコンロがあり、面白くて何となく観察していると…

美味そうな匂いが漂って、少しずつ豚肉の色が変わっている。
調理過程を眺めながら、香ばしいタレの臭いで焼酎もイケる♪

もうすぐ完成だが、噴きこぼれそうなタレの色合いが見事で…
火を止めて更、に冷ましながらジックリと味を沁み込ませて…

大将からサービスで、出来立て炒豚を１枚切り分けて頂いた。
タレの風味が豊かで、ご飯に乗っけて頂きたい仕上がりだ(笑)

そうこうするウチに、終電が近くなり私は〆のラーメンを注文。

ラーメン　５００円

飲んだ後にも丁度良いコッテリ加減で、ネギが酔いを醒ます！

炒豚は、予めストックされていた物だが落ち着いた味わいで…
出来立てとは違って、こなれた風の味わいがラーメンに合う！

文句なしに旨い、カロリーは勿論気にしなきゃならないけど(涙)
謎のアジア人さんと酒蔵の社長さんも、かなり意気投合して…

アジア人さんも私も、社長さんから飲み代ゴチになりましたっ！
その代わり、社長さんが退席されるまでずっと付き合ったら…
見事に終電に間に合わず、カプセルホテルで泊まる事に…(涙)

でも本当に、“謎のアジア人さん”は素晴らしいお人柄だった！
コラボ企画などで、様々な店と交渉された来た確実な話術か？
飲食店のみならず、酒類や食材にもかなり深く精通されている。

滞在が６時間にも及んだが、凄い人達と触れ合うことが出来た。
皆さんの素晴らしさと、そんあ人達が集っている屋台『ちから』。
まだまだ私など経験が浅く、未熟だと再認識した一夜だった(涙)

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福岡の東濃く腹