蕎麦好きにはお馴染み、東区の隠れた名店、
店舗の横に駐車場が出来て、かなり有難い。
かなり久々の訪問で、鴨せいろを注文した、
厨房から、葱を炙る音と匂いが漂って来る。
鴨せいろ 960円
つけ汁は蓋付きで、湯気と香りを逃さない、
開けた瞬間、鰹と焼き葱の香りが立ち昇る。
かなり細めの切り幅で、喉越しが心地よく、
冷水でキリッと〆られ、輪郭が整っている。
つけ汁は熱々で、焼き葱と鴨の旨味が滲み、
すする度に後口に残る僅かな酸味が特徴で、
最後は、さらさらした蕎麦湯で割って頂く。
それぞれの具材の残り香が鼻先をくすぐり、
すいっと飲み干し、足早に店を立ち去った。