同い年で「ネギ無し番長」を名乗っている麺友、
彼はほぼ毎朝いずれかの『元祖』屋or家に通い、
“Bonjour”と書かれたドーピング容器の所に座り、
ほぼほぼ替え玉まで平らげる強靭な胃袋を持ち…
バリバリ豪快な麺リフトを披露してくれる強者!
※写真はInstagramより転載:本人も了承済み
そんな彼が最近ハマっている博多区堅粕の一軒、
創業昭和28年青山製麺所豚骨やまみらーめん
博多駅にほど近い国道と線路が交差する辺りで、
ずっとシャッターが降りていた印象のある間口、
駐車場はバックヤードの2番に1台分あるのみ。
入店するとカウンターのみ6席の縦長い配置で、
カウンターの内側で麺上げと盛りつけを行うが、
スープは奥の部屋に構えた寸胴で炊かれている。
店主から「ラーメンでいいですか?」と言われ、
「はい。」とだけ返答すると作業を始められた。
らーめん550円
刻んだ海苔と平均的な厚さの焼豚が2枚浮かび、
泡立った豚骨は表面に膜が張るストロング系で、
にも関わらず臭みは一切感じられない仕上がり。
スープをすするとクリーミーかつ粘度があるが、
濃厚なわりにはクドさや脂っこさは感じられず、
僅かに甘みがあり私でもスイッと飲めるタイプ!
自家製の細麺はカタでなくヤワな茹で加減だが、
私はヤワが好みでありスープとの馴染みも抜群♪
個人的にイイなぁと感じたのは刻み海苔の存在、
海苔の風味が豚骨の濃さをマイルドに感じさせ、
刻むことで細麺にも絡みやすい工夫がなされる。
食べ終えると「いかがでしたか?」と店主から、
話し掛けられたので上記の通り感想を伝えると、
SNSで私の顔をご存知だったらしくビックリ!
店主は60歳で製麺を40年以上営まれており、
どうしても自家製麺にあうスープが作りたくて、
出来たスープで腹を壊したり長時間炊いたりと、
1年8ヶ月に渡って豚骨スープを研究し尽くし、
すべて独学で完成させた泡系の濃厚豚骨スープ。
そんな店主の熱い想いが感じられる渾身の一杯、
とにかく気になる方は是非ともお試し頂きたい。