福岡の東濃く腹

50を過ぎて非豚骨が増えたなぁ〜

『手打ち江戸蕎麦 藤原』古賀市薬王寺(初紹介)

初めて訪れたのは7~8年前、その当時の屋号は『ちょろぎ屋』と表記されていた。
それから2年ぐらい経った頃、篠栗町にある蕎麦屋の支店として屋号が『桜花』へ。
その3年ぐらいあとに、蕎麦とパスタとラーメンのお食事処として屋号が『ゆう』へ。
そして、廃業していた『ゆう』が最近リニューアルして、『手打ち江戸蕎麦 藤原』へ。







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店内の雰囲気は、相変わらず和風の薄暗い佇まいで、BGMにレゲエが流れている。

運悪く先客は4人家族で、4人分頼んでいたので時間が掛かる事を覚悟していたが…
上の娘は店内をうろうろして大将の仕事を眺めようと、とにかく落ち着きがなくて…
下の男の子はグズッて母親に駄々をこね始め、2度ほど店内に響く声で泣き出した…
子連れを否定するつもりはないが、外に連れ出して宥めるぐらいは出来ないものか?









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鴨せいろ蕎麦 1,280円

平日昼間なら1,000円…って書かれていた気がするが、残念ながら訪麺は土曜(涙)
入店から待つこと30分、簡素ながらも期待できそうな見た目に、一人ほくそ笑む。









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少しザラッとした感じの十割蕎麦で、箸先で一口寸に摘まんで汁をつけずにすする。
割りと細めの手打ち蕎麦だが食感は良く、コシの強めで心地よく喉元を通り過ぎる。
蕎麦自体の味わいはそれほど強くなく、鼻に抜ける香りを期待したが拍子抜けした。








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かえしには、注文を受けてから焼かれた白葱と、鴨肉から滲み出た脂が表面を飾る。
僅かに醤油が強めだが、蕎麦の水気で食べ進むごとにかえしの加減は丁度良くなる。
鴨の旨味が加わり、蕎麦に美味しさとしてまとわりつき喉越しにも一役買っている。







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この店は米の酒にも拘っていて、蕎麦や軟らかい鴨肉を頂いていると飲みたくなる…



手打ちの生蕎麦は専用木箱に収納され、冷暗所に保管され注文毎に必要な分を出す。
かえしに添える葱も注文を受けてから刻み、それから山葵も鮫皮でおろす念の入り。
直前に刻み直前におろす事で、瑞々しさや風味の劣化を最小限に抑える工夫である。
蕎麦もしっかりと茹でて、でっかい笊へ一気に流してから冷水でしっかりとしめる。



時間が掛かっても、丁寧な仕事ぶりを眺めていると値段等を含めて納得できるもの。
私が食べ終える頃に、年輩のご夫妻が入って来て大将の動きが慌ただしくなられた。
仕方なく蕎麦湯は諦めて、作業の合間を見計らってお勘定を済ませて店を後にした。




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