『宝来軒』福津市津屋崎海岸沿い（お年始：３）

粉雪が舞っている、年明けから雪が降らなかった日は一度もない。
この日は出初め式、地元の老舗を参りたくて海岸線をひた走った。
表裏とも満車で、派出所裏：商店街用の駐車場に車を停めて訪麺。
カウンターは満席で、テーブル席で相席させて頂き大盛りを頼んだ。

今年最初のラーメン（大）　６００円

丼いっぱいにスープが注がれるが、店員はお盆を使わずに運ぶ。
熱々の湯気で、海苔は最初っからフニャッとしなびている状態だ…
縁まで熱々だと思うが、素手で溢さず運ぶのは何気にテクニック！

相変わらず極薄だが、麺と絡めやすくスープにも馴染みやすい♪
高齢の地元客も多いので、義歯の方でも食べやすい配慮か…？
軽トラで乗り付けて、夫婦で食べに来る爺ちゃん婆ちゃんも多し！

輪郭はハッキリしていない、私的には「ポテッ」としたと表現する…
きちんと搾られながらも、妙なしつこさがなく子供でも飲みやすい。
定期的に恋しくなる味わいで、懐かしさだけでは言い表せない…

湯気にまぎれて、太麺がスープを引き上げて凛々しく姿を現すっ！
雑誌に掲載され、品書きに「替え玉はありません」と注意書きが…
カタで頼んだり、替え玉がない事に文句を言う客が増えたそうだ。

大盛りは長く楽しめるから好きだ、後半戦はお得意のコショウで…
軽くピリッと引き締まり、イケないと思いつつスープが進んじゃう…

時間は掛かっても、注文を受けた順に１杯ずつ作ってくれている。
飲み干しは我慢したが、私の前の年輩客は大盛りを完杯していた…

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福岡の東濃く腹