誕生日を向かえるに当たって、素敵な年上女性にデートを願い出た。
ダメもとを覚悟していたが、彼女は大人の余裕で快く応じてくれた~!
津屋崎の東郷公園に出掛けて、約30年ぶりに展望広場まで登った。
見渡せば、人気のない津屋崎海岸が広がり、秋の訪れを感じさせる。
生憎の曇り空…、昔から“ 女心と秋の空 ”などと言われはているが…
実は、同様に“ 男心と秋の空 ”なる言葉がある事はご存じだろうか?
彼女から、美味しいお蕎麦をリクエストされて、迷わず『升風庵』へ。
一ヶ月ぶりの訪麺だが、心なしか鬼さんの口元にも笑みがこぼれる。
残念ながら今年は、価格高騰により鰻のにぎりは出さなかった様子。
ならばと、この夏の新メニュー“天草大王の鳥せいろ”をお願いした。
冷たく〆た蕎麦を暖かいつゆで頂く、つゆには好みで黒胡椒を振る。
つゆの器から立ち上る湯気、鳥出汁の香りが鼻先にじんわりと漂う。
彼女のお膳が少し写り込んでいる、これも天草大王が美味しい一品。
地魚にぎり 四貫
しゃりの分量が少なめで、女性でも一口で頂きやすい上品なサイズ♪
烏賊に施された細工包丁は、高齢の方でも食べやすく心憎い配慮だ。
彼女にも勧めると、鯛を一貫口にして「美味しい♪」と笑顔で呟いた。
奥ゆかしさ、そして大人の女の立ち居振る舞い、しっとりした艶やかさ。
嫁さえ居なけりゃ、間違いなくこのタイミングでプロポーズするのに…
つゆには葱が浮かび、芳ばしい天草大王がごろごろと転がっている。
つゆに旨味を滲ませながらも、その身にもしっかりと旨味を留める。
それらを綺麗に身にまとい、蕎麦の味わいと共に喉元に幸せを運ぶ。
最後は蕎麦湯を注ぎ、ぐいぐい喉を潤せばつゆの旨さを改めて実感。
残念ながら私の照れもあり、「色気」のある話しは出来なかったが…
そこは男と女、「色々」な話しで楽しい時間を過ごさせて頂きました♪
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津屋崎のとある畦道で、早々と道行く人々の目を楽しませる存在が…
黄色の彼岸花は、咲く時期が赤よりも若干遅かったと記憶するが?
9月9日の出来事、また一つめでたくもない歳をとってしまった…(涙)
スレンダーで、大人の色香漂うステキな彼女、また心を盗まれました。
また、デートしてくれるかなぁ~?
いいとも~♪
な~んちゃって!