暮れの元気なご挨拶で、久しぶりに訪れた。
先客は2組み6名、いずれも常連客の様子。
宿題のあさりうどんを頂こうとしていたら、
面白いのあるから、それ食べて~と言われ、
トマトうどん 600円
ここの大将は、色々と実験的な味を試され、
以前は割と頻繁に、味見を頼まれていた私。
先ずはそのまま掻き混ぜて、一口すすると、
トマト鍋のつゆみたいな、優し~ぃ味わい、
ホールトマトと玉葱を、オリーブ油で炒め、
鶏ガラを少し加えたと、大将から種明かし。
途中から葱を散らし、上からすめを掛ける、
そう大将に言われ、その順序に従ってみる。
葱の風味と、ピリッとした黒胡椒が現れる!
ソースの状態では殆ど感じなかった黒胡椒、
それが熱々のすめで、一気に活性化される。
和風ミネストローネ、まさにそんな感覚で、
想定外の旨さで思わず飲み干してしまった。
暮れの挨拶を済ませ、次の来店を約束した。
年を跨ぎ、仕事始めの営業日に挨拶に訪れ、
大晦日と元旦の出来事を、お互いに話した。
今回こそはと大将に、あさりうどんを注文。
あさりうどん 600円
おやっ、おつゆが白っぽく濁っているぞぇ…
しかも、前回と同様に葱は別盛りにされて…
一口すすると、あさりのお出汁が堪らない!
大将曰く、敢えて鰹ではなく鶏ガラを使い、
あさりの塩分を考慮して、薄味に仕立てて、
余す事なく、あさりの旨みを全面に引出す。
あさりの剥き身は30粒以上も浮かべられ、
出汁だけでなく、具としても食べ応えあり。
途中から葱を加わると、予想外に味が変身、
葱の風味でなく、甘味だけが滲み出て来る。
不思議な感覚だが、大将の罠にハマったっ!
大将によれば、他にもお勧めの限定商品が、
海老の頭と殻を使った、一日限定4杯とか。
牡蠣うどんのリピートは、いつ果たせるか?