3年ほど前からお店で素麺を頼むようになった。
冷麦・冷やし麦は『資さん』の細(さい)麺で、
それ以前から頼んでいたが、素麺は別の感覚で…
お中元で頂いた霧箱入りの『島原手延べ』など、
自分じゃ買わないけど自宅で頂く食べ物だった。
が、偶然入ったうどん屋で素麺を頼んだところ…
・麺の茹で具合(時間)なのか?
・茹で上がった麺の〆具合なのか?
・つゆに使われる出汁の旨みなのか?
さすがに店で出す素麺は一味違うなぁと感じて、
それからはむしろ積極的に頼むようになった(笑)

そうめん 500円
お稲荷さん 100円(漬物付き)
氷が浮かんだ冷水に浸った白く美しいそうめん、
夏野菜のトマトと胡瓜もお約束の飾りつけだが、
これで器が硝子であれば私的には100点満点♪

今回は細く刻んで炊いた椎茸が添えられていた、
これも茗荷だったり大葉だったりと時期ごとに、
この店では変化をつけてくれて楽しみの1つだ。
ただし、素麺の飾りにサクランボを乗せるのは…
必要ないっ!
邪道である!
素麺は「食事」であり飾りは「おかず」なのだ。

つるんとしながらも歯応えはプツッとしていて、
なのに喉越しはなめらかで心地よい茹で上がり♪
つゆは節を昆布と干し椎茸で後押しする感じで、
すすった瞬間に口いっぱいに広がる出汁の旨み、
山葵と共に鼻先に抜けるつゆの香りがいい感じ!
とっ、
大げさに書いてはいるがほんのひと手間だろう、
最近は既製品の麺つゆでもかなりの味わいだが、
やはり自宅では味わえない何かが潜んでいる(笑)