訪問は、令和2年7月2日の13時過ぎだった、
カウンターに先客1名のみ、ほぼ貸し切り状態。
店主は麺打ちのブース内で製麺作業の真っ最中、
厨房は女将がチャンポン用の野菜を刻んでいた。
ラーメン 580円
この日はラーメンの湯切りも盛り付けも女将で、
一口すすると変わらぬ醤油豚骨スープの味わい♪
ちょいと塩気を感じる焼豚と細かく刻んだ木耳、
いかにも老舗ならではのシャレっ気のなさだが、
カウンターの色や店の雰囲気にピタッとハマる♪
店の一番奥にある壁には地元タレントの色紙達、
その真ん中に残念なお知らせを記した張り紙が…
7月15日をもって34年の歴史にピリオドと、
ずっと覚悟はしていたがあと何回行けるだろう…
もうすぐこの麺を食べる事が出来なくなるのだ、
僅かに粉っぽさを感じるヤワで茹でられた細麺、
跡取りが居られなかった事が本当に悔やまれる。
帰り際、店先の熊のアイコンを撮影していると、
偶然にも作業されている店主が写り込んでいた。
腰痛が酷かったと常連客と話されていた事とか、
これまでにも何度か廃業の噂を耳にしていたが、
最後にもう一度チャンポンを食べに行かないと…