地元でも三本の指に入る老舗ラーメン店、
年配夫婦で営まれ客の殆どが常連ばかり。
女将は準備中らしく大将と挨拶を交わす、
注文すると丼に小さじ一枚の白い粉投入、
これこそが昭和から続くラーメンの王道。
ラーメン(大)600円
カウンターの歪みで左右の傾きが違うが、
それも含めて安定感が漂う老舗店の風情。
茹で釜の麺を平ザルで小気味好く湯切り、
ここで女将が挨拶と共に店の奥から登場!
スープの注がれた丼にゆっくりと沈める。
濃いめに搾られた豚骨は表面に膜を張り、
優しい口当たりながら麺をしっかり包む。
大盛りでも煮豚は並盛りと同じく一枚で、
麺のみ大盛りと言う潔さも昭和の頑なさ。
私も店の風景の一部と認めて頂けたので、
今後のこの店の歴史は私が記録して行く!