『石臼挽きあずま』福津市東福間旧道沿い（新蕎麦二度目）

週明け、久し振りにこちらのお蕎麦が頂きたくなり、訪麺した。
理由は分からないが、己のベクトルが示す方向に素直に従う。

１４時過ぎ、暖簾をくぐると中扉に「新そば」の文字を見つけた。
予定していなかったが、これは素直に嬉しいお知らせだった。

店内は私だけ、貸切り状態で従業員の視線を感じながら注文。
蕎麦を揚げた物や、出汁に使った椎茸と昆布を佃煮にした物…
以前は提供されていたが、既に半年ぐらい見ていないような？

ごぼう天そば　６５０円

衣が薄く、風味やサクッとした歯触りを楽しめる刻まれ方だ。

衣からつゆに油がにじみ、湯気にまじるごぼうの香りも良好♪
蕎麦の表面には黒い粒が見受けられ、これこそ新蕎麦の証か。

ごぼう天は、並べると言うより散らされた落ち葉のような感じ…
つゆの香りに加勢して、ごぼう天が蕎麦でも合うことを再認識。

暖かい汁蕎麦であっても、さすがに麺の味わいは強さを感じる♪
去年みたいに、新そば三玉まで増量サービスをやって欲しいが！

後半から柚子胡椒を加え、つゆに変化を与えながら食べ進む…
つゆの旨味は向上する半面、蕎麦の味わいが目立たなくなった。

量はそれほど入れていないが、柚子胡椒の底力に改めて驚いた。

新蕎麦であり、当然の事だが蕎麦湯に対する期待感も高まる。
が、残念ながらサラッとした蕎麦湯で、なんとも平べったい味。
麺が美味しく頂けただけに、これはどうしても悔やまれるなぁ…

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福岡の東濃く腹