会社から微妙な距離で、休日の昼飯に訪問。
笑顔の素敵な女将と、黙々と仕事する店主、
暗い店内に流れるAMラジオの軽快な話術。
ラーメン 500円
豚の臭みが少々香り表面に膜が張るスープ。
コクのある味わいながら、しつこさは皆無、
後から押し寄せる旨味と、キレの良い後味。
素っ気なく、パサパサとした食感の煮豚と、
鮮度よく、味わいで存在感を見せつける葱、
更に、食べやすく極細に刻まれたキクラゲ。
軟めに茹でられた、短かめの細麺に絡まり、
すする度に、込み上げて来る老舗の味わい。
ここに身を寄せる度に、懐かしさを感じる、
店主夫妻の佇まい、程良くボロい店の備品、
ラーメンの味わいを含め、その全てが昭和。