福岡の東濃く腹

50を過ぎて非豚骨が増えたなぁ〜

『ざいとん』西鉄香椎駅前(特別限定)

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今月めでたく10周年を迎えた『ざいとん』が、

 

日頃のご愛顧に感謝を込めて14〜15の両日、

 

名古屋コーチンと博多華味鶏を使った凄い麺を、

 

通常メニューを封印し1日100杯限定で提供!

 

 

 

 

 

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名古屋コーチンの丸鶏とガラ・羅臼昆布を使い、

 

元が取れないと店主もはっきり口にしていたっ!

 

スープはいくらか余分に取っているとの事だが、

 

具材は杯数分しか準備しておらず200売切り、

 

店主の周年記念に対する気合いと拘りを感じる!

 

 

 

 

 

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醤油ラーメン1.000円

 

鶏油とは違う香り、そう鶏皮のあの感じに近い、

 

卵も名古屋コーチンの物を使った贅沢な味玉で、

 

いったい原価率が何%だか心配になるルックス!

 

 

 

 

 

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白湯と清湯の中間ぐらいなのか少し濁っていて、

 

すすると地鶏の水炊きとでも言えば適当なのか、

 

上品さと濃厚で力強い味わいが混在する絶品で、

 

羅臼昆布と醤油ダレでしっかりと輪郭を形作る!

 

柔らかくて控えめに味つけされた博多華味鶏は、

 

主役のスープを引き立てる計算がなされており、

 

たっぷり刻まれた柚子皮が味変をアシストする!

 

 

 

 

 

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加水率が高めの細麺はすすり心地が素晴らしく、

 

香りの良い脂とスープを纏ってバリバリまいう〜

 

味玉は黄身の味わいが濃厚で原価100円超え…

 

全体の質が同レベルだとこんなにも旨くなると?

 

 

 

 

 

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もちろん残しちゃバチ当たりなのでご飯を投入、

 

出汁の旨さと脂の味わいを最後まで余さず完食!

 

店主に所縁のある土地の代表的な地鶏を使った、

 

彼のこれまでの人生が反映されたような一杯で、

 

こんなの二度と出せませんと笑って話していた。

 

確かに初めて頂く素晴らしい旨さの特別限定に、

 

思わず「参りました!」と口走ってしまった(笑)

『月光軒』河端通り商店街(ペシャワール)

福岡アジア美術館中村哲先生を偲ぶ特別展が、

 

12日から開催されており中洲まで足を運んだ。

 

 

 

 

 

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先生は私の母校である古賀西小学校の卒業生で、

 

あまりにも偉大な先輩への追悼の想いもあった。

 

僅かなスペースでパネル数枚と著書が展示され、

 

福岡アジア文化賞でスピーチ映像が流れていた。

 

 

 

 

 

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柔和な表情だが視線はしっかりと未来を見据え、

 

穏やかな口調で平和への想いを語る先生の姿に、

 

涙する人も沢山おられ私もその内の1人だった。

 

志半ばで銃撃で命を奪われ最期を迎えるなんて…

 

そんな報われない事実があると思い知らされた。

 

 

 

 

 

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帰りに昼食で『月光軒』を訪れたが先客がおり、

 

私のお気に入りのポジションを陣取られていた。

 

 

 

 

 

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中華そば(醤油)740円

 

これまで頂いた煮干し・塩と具材は同じ物だが、

 

鼻先に漂う香りは明らかに芳ばしく胃袋を刺激!

 

 

 

 

 

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一口すすると鶏清湯と醤油の王道の組み合わせ、

 

そこに加わる鶏油の旨みが醤油と綺麗にマッチ!

 

チャーシューとの相性も醤油が1番合っている♪

 

 

 

 

 

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自家製麺は細いが程よい弾力がある茹で上がり、

 

食感もさることながら麺自体の旨さも感じられ、

 

これも醤油との相性がきっちり計算されている!

 

いつもながらの美味さで最後まで飲み干したが、

 

何ごともなく平々凡々と過ぎ行く日々を送れる、

 

それがいかに幸せなのか一人で噛み締めていた。

 

河端通り商店街では来週21日まで期間限定で、

 

福間ラーメン『ろくでなし』のキッチンカーが、

 

にぼしらーめんを提供していると聞いていたが…

 

 

 

 

 

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どうもこの日はお休みだったらしく閑散として、

 

連食が果たせずに諦めて帰ったのは内緒だ…(涙)

『ら〜めん屋たつし』東区名島(宝くじ)

私の公休と店休日が重なる事が多かったため、

 

約3ヶ月ぶりに出掛けたが開店に間に合わず、

 

駐車場の確保も手間取り20分遅れで到着(涙)

 

だが、一巡目の客が数人食べ終えた頃合いで、

 

並ぶ事なく入店出来て、限定麺も残っていた♪

 

 

 

 

 

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千名そば(醤油)620円

 

1日10杯の狭き門、開店狙いをお勧めする、

 

基本は細麺だが個人的には太麺をお勧めする!

 

半熟玉子の黄身が妖艶なまでに私を魅了する♪

 

 

 

 

 

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貝割れの辛味と刻み玉ねぎの食感が好感触で、

 

焼きアゴ・干し椎茸から搾った旨みと融合し、

 

醤油ダレのほのかな甘みと三位一体の味わい♪

 

 

 

 

 

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ちぢれ麺ともチャンポン麺とも別物の太麺は、

 

加水率は抑えめで豚骨スープとも相性が良く、

 

店主の奥さんも好物とまさにお墨付きの一品♪

 

 

 

 

 

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替え玉も一番人気の竹炭麺をチョイスしたが、

 

リピーターの8割以上が注文するもはや定番!

 

つるっとした歯触りと滑らかな喉越しの麺で、

 

デトックス効果も期待でき女性客にも大人気♪

 

 

 

 

 

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相変わらず安定した旨さと店主夫妻の接客に、

 

色んな面(麺?)で癒しを与えて頂いたので、

 

年内にもう一回訪れると告げて店を後にした。

『らー麺みそ哲』福津市旧道沿い(リスク)

今年もそろそろ季節だよなぁ~と思っていたが、

 

店先を通るたびにポップが貼られていない事や、

 

去年は11月からだったのに…と一抹の不安が…

 

 

 

 

 

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温玉のせチャーハン 600円

 

先月22日、久々にご飯つぶが食べたくなって、

 

温泉玉子を崩して辛味ダレと一緒にかき混ぜる!

 

 

 

 

 

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旨い、半チャンセットだと私的には量が多いが、

 

単品で1人前を頼んでもやっぱり量は多めだ(笑)

 

で、12月3日の訪問時もポップは見当たらず、

 

メニューの脇にある貼り紙に衝撃のお知らせが…

 

 

 

 

 

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カキ味噌らーめん提供中止のお知らせ

 

ビーンである…、でも仕方のない判断であり、

 

人気商品だけに店側としても苦渋の決断だろう…

 

だが、このご時世に食中毒でも出そうもんなら、

 

間違いなくネットで散々叩かれまくってしまい、

 

店の存続すら危うくなる事など眼に見えている。

 

カキ味噌のファンとしては非常に残念な話だが、

 

店主の勇気ある決断に、むしろ拍手を贈りたい。

 

 

 

 

 

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塩らー麺 600円

 

ここは鶏ガラと香味野菜がベースのスープだが、

 

元『どさん子』だけにその系統の味わいであり、

 

洗練された鶏清湯系塩ラーメンとは一線を画す。

 

 

 

 

 

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所謂「いにしえ系」の塩スープとでも言おうか、

 

ガキの頃に食ったサッポロ一番の塩ラーメンを、

 

贅沢にした様な味わいでDNAが刺激される(笑)

 

あまり太くないちぢれ麺はスープが絡みやすく、

 

すすりやすい長さで子供でも食べやすい心遣い、

 

 

 

 

 

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黒豚餃子サービス券3枚で無料

 

黒豚の肉汁がしっかり味わえる人気の焼き餃子、

 

酢醤油やラー油がなくても美味しく頂ける一品♪

 

そして昨日は炭水化物+炭水化物がやりたくて、

 

 

 

 

 

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吟熟らー麺 730円

 

スープのベースは清湯ではなく白湯が使用され、

 

熟成された吟醸味噌と合わせた贅沢な味わいで、

 

基本の赤味噌と比べると100円高い設定だが、

 

 

 

 

 

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ご飯(小)150円

 

スープに浸った海苔やメンマでご飯を頬張ると、

 

間違いなくこの組み合わせで正解だと実感する!

 

 

 

 

 

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優しい口当たりだが白湯の濃さと味噌の旨みで、

 

鶏白湯と発酵食品の組み合わせで大別するなら、

 

中華そば『かなで』で頂いた酒粕鶏白湯そばと、

 

ジャンル的にも相通じる奥行きのある仕上がり♪

 

 

 

 

 

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私にはどうしても牡蠣が食べたくなった時には、

 

福津市では『津屋崎千軒かき巡り』と言う名の、

 

津屋崎かきを提供する飲食店のイベントがある♪

 

同様に牡蠣好きの方は是非ともお越し頂きたい!

『福間ラーメンろくでなし』福津市旧道沿い

9日より提供が開始された福津限定麺第7弾!

 

先月『ざいとん』訪問時に店主:橋本さんが、

 

「今日は後から『ろくでなし』の中村社長が来ます!」

 

と話され、2人に面識がある事にも驚いたが、

 

すぐさま中村さんにメッセを入れたら返信で、

 

「味噌ラーメンを教わりに行きます!」とか、

 

「評判悪かったら『ざいとん』のせいです!」

 

等と、冗談交じりで書かれていた事があった。

 

 

 

 

 

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味噌らーめん800円

 

低温調理チャーシューと背脂が浮かんでいる、

 

豚骨をベースに野菜と魚介を加えたスープは、

 

熱々だが口いっぱいに味噌の風味を拡散する!

 

 

 

 

 

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動物性脂肪と味噌の足し算に背脂が加えられ、

 

豚汁とか味噌カツと同じ理屈ゆえに相性抜群♪

 

チャーシューとスープの味わいも勿論ながら、

 

味噌と豚による相乗効果が随所に発揮される!

 

 

 

 

 

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ツルツルもちもちっとした食感の多加水麺で、

 

味噌豚骨スープの旨みをきちっと持ち上げる!

 

ここの豚骨をカタ麺ですすってる常連客には、

 

いささか物足りなさを感じるかも知れないが、

 

力強い味噌をツルもちの麺で軽やかに絡める…

 

しかもチャーシューの柔らかさがリンクして、

 

全体的なバランスの良さが感じられる味わい♪

 

 

 

 

 

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味噌ってベース次第でいくらでも変身出来て、

 

味噌の種類だけバリエーションも増やせるが、

 

この選択も「なるほど」と感じさせてくれた。

 

残念ながらバターコーンはのせものにあるが、

 

単純にバターだけって選択肢がないのは何故?

『豚骨やまみらーめん』博多区堅粕(独学)

 

同い年で「ネギ無し番長」を名乗っている麺友、

 

彼はほぼ毎朝いずれかの『元祖』屋or家に通い、

 

 

 

 

 

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Bonjour”と書かれたドーピング容器の所に座り、

 

ほぼほぼ替え玉まで平らげる強靭な胃袋を持ち…

 

 

 

 

 

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バリバリ豪快な麺リフトを披露してくれる強者!

※写真はInstagramより転載:本人も了承済み

 

そんな彼が最近ハマっている博多区堅粕の一軒、

 

 

 

 

 

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創業昭和28年青山製麺所豚骨やまみらーめん

 

博多駅にほど近い国道と線路が交差する辺りで、

 

ずっとシャッターが降りていた印象のある間口、

 

駐車場はバックヤードの2番に1台分あるのみ。

 

 

 

 

 

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入店するとカウンターのみ6席の縦長い配置で、

 

カウンターの内側で麺上げと盛りつけを行うが、

 

スープは奥の部屋に構えた寸胴で炊かれている。

 

店主から「ラーメンでいいですか?」と言われ、

 

「はい。」とだけ返答すると作業を始められた。

 

 

 

 

 

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らーめん550円

 

刻んだ海苔と平均的な厚さの焼豚が2枚浮かび、

 

泡立った豚骨は表面に膜が張るストロング系で、

 

にも関わらず臭みは一切感じられない仕上がり。

 

 

 

 

 

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スープをすするとクリーミーかつ粘度があるが、

 

濃厚なわりにはクドさや脂っこさは感じられず、

 

僅かに甘みがあり私でもスイッと飲めるタイプ!

 

自家製の細麺はカタでなくヤワな茹で加減だが、

 

私はヤワが好みでありスープとの馴染みも抜群♪

 

 

 

 

 

 

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個人的にイイなぁと感じたのは刻み海苔の存在、

 

海苔の風味が豚骨の濃さをマイルドに感じさせ、

 

刻むことで細麺にも絡みやすい工夫がなされる。

 

 

 

 

 

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食べ終えると「いかがでしたか?」と店主から、

 

話し掛けられたので上記の通り感想を伝えると、

 

SNSで私の顔をご存知だったらしくビックリ!

 

店主は60歳で製麺を40年以上営まれており、

 

どうしても自家製麺にあうスープが作りたくて、

 

出来たスープで腹を壊したり長時間炊いたりと、

 

1年8ヶ月に渡って豚骨スープを研究し尽くし、

 

すべて独学で完成させた泡系の濃厚豚骨スープ。

 

そんな店主の熱い想いが感じられる渾身の一杯、

 

とにかく気になる方は是非ともお試し頂きたい。

『中華そばかなで』博多区東比恵(吟醸)

店主がSNSに掲載されていた限定麺の詳細で、

 

毎年恒例「酒粕鶏白湯そば」に使用する酒粕が、

 

今年は老舗『博多百年蔵』の吟醸酒粕との事で、

 

旨さが約束されたようなもんで喜び勇んで訪問♪

 

 

 

 

 

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※アルコール分飛ばしてます。

濃厚な鶏白湯と酒粕の相性バツグン

毎冬恒例の大人気メニュー

 

女性スタッフも私の事を覚えてくれてるらしく、

 

「限定で宜しいですね♪」と自動オーダー完了!

 

 

 

 

 

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酒粕鶏白湯そば780円

 

紅生姜とチャーシューのピンクが差し色になり、

 

スープ表面を美しく彩るアイコンになっている。

 

見るからに粘度がありそうな酒粕鶏白湯スープ、

 

湯気からほのかに漂う酒粕の香りが胃袋を瞬殺!

 

 

 

 

 

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一口すすると酒粕と鶏白湯の足し算ではあるが、

 

いずれも半々ぐらいで味が感じられるバランス。

 

これに僅かだが煮干っぽいテイストが感じられ、

 

簡単に書いてはいるがこれを纏め上げるまでに、

 

かなり微調整が繰り返されただろうと推測する。

 

 

 

 

 

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自家製の細い平打ち麺がスープにねっとり絡み、

 

すすると玉ねぎや紅生姜のピリッと感によって、

 

見事に酒粕鶏白湯の輪郭が形成されてビックリ!

 

おまけにザクッとした食感もアクセントになり、

 

柔らかいチャーシューも含めて五感で味わえる♪

 

 

 

 

 

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粘度によって最後までスープも熱々で頂けるし、

 

紅生姜によって身体がポカポカで汗ばんで来て、

 

退出後30分ぐらい車内は暖房いらずだった(笑)