女将さんは少し驚いたらしいが、私はそんな事に気付かず挨拶をした。
蕎麦が残り一玉で、私が一人でなければ断らざるを得なかったらしい。
蕎麦が残り一玉で、私が一人でなければ断らざるを得なかったらしい。
前回、今年の蕎麦粉は尖っていて普段より打ち辛いと話していたので…
敢えて笊蕎麦は避けて、暖かい汁蕎麦を頂こうと久々にこれを選んだ。
敢えて笊蕎麦は避けて、暖かい汁蕎麦を頂こうと久々にこれを選んだ。
花巻そば 900円
手製のお新香と、にがりでなく繋ぎに葛を使った豆腐が併せてられる。
上品な味わいだが、鰹の香りと風味がいい感じでその存在を主張する。
葱すらなく、つゆの表面を覆い尽くすように厚めの海苔が五枚浮かぶ。
葱すらなく、つゆの表面を覆い尽くすように厚めの海苔が五枚浮かぶ。
少し素で味わって、すぐに熱々のつゆで海苔の繊維をほどいていく。
あっと言う間につゆに溶け、湯気までもが一気に磯香に支配される…
あっと言う間につゆに溶け、湯気までもが一気に磯香に支配される…
つゆ全体に海苔が馴染み、鰹の風味とおしどり夫婦の如く絡み合う。
途中から山葵を浮かべたが、これまたピリッとした清涼感で一押し!
途中から山葵を浮かべたが、これまたピリッとした清涼感で一押し!
僅かに焦点が合っていないので、小さめの映像で掲載するがこの絡み!
海苔の最盛期と、新蕎麦の時期が重なる事により楽しめる贅沢な一杯。
海苔の最盛期と、新蕎麦の時期が重なる事により楽しめる贅沢な一杯。
やはり師匠も、今年の蕎麦粉の打ち辛さに手を焼いているとの話だが…
食べる側とすれば、その苦労を感じさせない仕上がりに脱帽の想いだ!
食べる側とすれば、その苦労を感じさせない仕上がりに脱帽の想いだ!
蕎麦茶が終えたから…と、代わりに珈琲をサービスで出して下さった♪
そこからはいつもの談話室に様変わりして、やはり気付けば長居して…
そこからはいつもの談話室に様変わりして、やはり気付けば長居して…